Mac で crochet というか wxPython で作られたアプリを動かすお話
@showyou さんが作っている、 crochet という Twitter クライアントを Mac ( PowerMac G4 / OSX 10.4 Tiger ) に導入してみた。
まずは、このページの Ubuntu への導入方法を参考に、 MacPorts で必要そうなパッケージをモリモリっと導入した。実際には一つ入れては実行してみて、エラーが出たらそれらしいパッケージを入れていったんですがね…。
Python 2.5
$ sudo port install python25
最後に下記コマンドを実行せよと言われたので、実行。
$ sudo port install python_select $ sudo python_select python25
Python のライブラリ関係
$ sudo port install py25-simplejson $ sudo port install py25-wxpython $ sudo port install py25-pil
MacPorts が順調に動いてくれればこれだけなんだけど、 py25-wxpython の依存パッケージの libvorbis と libsdl_mixer のビルドで何度かコケた。これらに関しては単体でインストールしたり、ソースファイルを削除してやり直したりして、だましだまし導入。原因がよくわからないけど、多分私のマシンが調子悪いだけ。あと、 py25-wxpython を導入する前に、 Apple の X11 を入れておく必要があった。
でもって、 crochet 本体を coderepos のリポジトリからエクスポート。最新を追うならチェックアウトの方がいいかも。
$ svn export -r HEAD http://svn.coderepos.org/share/lang/python/crochet
ソース内の .chat/twdata のユーザ名とパスワードを自分のものに編集して、
$ cd ( crochet をインストールしたパス) $ ./chat_allsrc.py &
で起動。
こんなん出ました。現状は非常にシンプルなクライアントですが、 Tween を目標にしているとのことで、今後に期待です。
2008-08-21 追記 r17940
CodeRepos に r17940 がコミットされたので、さっそく導入してみました。必要なライブラリなどに変更はないようです。以下、 @showyou さんの日記から引用。
Twitterクライアント作る時に問題となるのがAPIを使うかスクレイピングを使うかって事なのだけど、今のところスクレイピング使ってるのはTweenくらいしか知らない。
で、TweenはWindowsでしか使えないので、今作ってるマルチプラットフォームクライアントcrochet(長いな)に組み込んでみた。
ということで、データの取得が API 経由から Web スクレイピングに変わったそうです。その影響で、本文中のリンクのタグがそのまま表示されるようになってしまっていますが、作者さんはすでに認識しているようなので、そのうち修正されるでしょう。タグが表示される問題は r18109 で修正されました。